ほぼ日刊イトイ新聞の本
2006年4月16日(Sunday) 01:07am Web 書評 面白い僕のなかでは「インターネットへの情熱を語らせたら糸井重里の右に出るものはいない」ことになっている。
『ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)』
糸井 重里
この本は、インターネットに大きな可能性を感じてほぼ日を立ち上げた過程を描いている。
コピーライターが書いてるんだから「読み物として面白い」という話は当たり前として(めちゃくちゃ面白い)、ここでは僕自身が勉強になったという視点で書きたい。
コンテンツ商売ってどんなものなのか、考えたことはありますか?
僕はコンテンツが商売になるのか、一体それはどんなものなのか、ということを四六時中考えてる。
なぜなら、もしコンテンツでメシが食えるなら、多くの人が自由な生き方を選択できることになるし、それはクリエイティブで豊かな社会だと思うから。
そこは世の中と方向性はあっていると思う。だいたいそうなるんだろうね、とみんな思っている。
漠然と。
でも、じゃあメシが食えるコンテンツって何なのか?となると、途端に情報が少なくなる。
僕は本が好きなので、相当時間をかけてヒントになるような本がないかと探しているけど、コンテンツ分野となると「○○と言われている」「××が望まれる」という、提言しているようで実は何も言っていないような本ばかりになる。どうしたことか。
最近気づいたことだが、要するにフロンティアなんだから、何もやってない人が何かを提言することはできないわけだ。
だから、糸井重里の「ほぼ日」の挑戦というのはとても貴重な情報源になる。
コピーライターは20世紀が生んだ(そんなに昔のことではない!)情報でメシを食うプロフェッショナルだ。
そういう人がインターネットで自分のサイトを持つ場合の考え方というのがとても参考になる。
どんな情報を選ぶか、どうやって表現するか、何を成功と考えるか、こだわるポイントは、といった着眼点にいちいち「なるほどね」と思う。
たとえば。
面白い文章を書ける人より面白い生活をしている人のほうが、『ほぼ日』には必要なんだ
(p.132)
ということ。コンテンツの質を左右するのは生き方の質だったりする。ここまで具体的に言いきっている本というのはありそうで無いものだ。
サイトを持っているから共感できるということも多々あるし、広告畑の人なりの考え方というのも良く理解できる。こういうのがケーススタディに学ぶ良さだ。
分野はやや違うものの、同じ理由で勉強になった本にiモード事件(松永真理)がある。こういう成功事例から考え方を盗んでいきたい。
そんなわけで、この本をブロガーとWebサイトオーナーのための参考書No.1と位置付けて推薦する。
以下余談。以前、MOTHERって任天堂べったりだねと書いたのだが、実は糸井重里と岩田聡(任天堂社長)がお友達なんですな。
「ほぼ日」の立ち上げにも密接に関わっていて、この本でも何度も登場している。
さまざまな機材が新事務所に届けられると、岩田さん自らが床に這いつくばって配線してくれた。
(p.125)
がーん。
2台同時USB充電「モバイルクルーザーツイン」
ロウアーミドルの衝撃
Javaデザインパターンハンドブック
インポッシブル・シンキング 最新脳科学が教える固定観念を打ち砕く技法
ほぼ日刊イトイ新聞の本

2006年6月8日(Thursday) 10:31pm
一生モン—人生の質を高める逸品…
50代(出版当時)のオッサン3人が一生モンについて討論し、30品セレクトした本。
『一生モン―人生の質を高める逸品』
東 理夫 松山 猛 出石 尚三
価格: 1575円
(中古:734円〜)
出版年月: 1999…
2006年6月18日(Sunday) 02:06pm
情報の文明学…
1962年時点で情報産業の出現を見通した本。梅棹忠夫はラジオ・テレビ業界の立ち上げに関わった知見を拡大し、情報を売る商売の性質について考察してきた。
『情報の文明学』
梅棹 忠….