Drupal 5.0リリース January 17, 2007
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Drupal5.0がリリースされた(drupal.org)。

リリース日の1月15日がDrupalの6周年記念で、メジャーバージョンアップは2002年以来とのこと。 Drupalはアップグレードが非常に面倒((1)phpファイルを一度削除、(2)新版phpファイルアップロード、(3)サイト別設定を戻す)で、最近使うのをやめようかと思っていたところ。

よって、Drupal5.0(リリースされることは以前から繰り返し公表されていた)に期待していたのは、まず「メンテナンスアップグレードが手軽になったかどうか」という点だった。 リリースの新機能のリストにはアップグレードに関する記述がないのだが、Release Candidate版からのアップグレード手順が以下のように書かれている。

Copy the new sources over your existing installation and run the upgrade script.

「上書きアップロードしてスクリプト実行」という手順で、5.0リリース以降このアップグレード手順が踏襲されるのであればメンテナンスに関する問題は解消する。

WordPressは上書きアップロードが可能で、非常に楽だということが分かっている。

その他の(というかこっちが目玉だが)新機能を眺めると、アーキテクチャのモジュラー化を押し進めて大規模アクセスへの耐性を向上するような機能が強化されているように見える。

もともとDrupalはモジュールを重視した内部設計になっていて(たぶん、ソースを少し読んだ感触で)、今回はキャッシュ(Pluggable cache backends)やセッション(Pluggable session handling)を切り出してmemcachedなどに割り振ることができるようになった。

また、これまでも管理画面などに積極的にAjaxを採用してきたが、5.0ではjQueryライブラリを中心に据えて整理し直したようだ。 メジャーな既存ライブラリやアプリケーションをパイプ接続して大きなアプリケーションを組むという考え方は伝統的なUnix思考であり、Drupalは一言でいうとその手の「渋いCMS」だと思う。

コアチームの実力を感じさせる独特の美学を持った設計なので見る人が見れば面白いのだが、いかんせんネックはドキュメント不足。 爆発的な普及はまだ先かなと割り引きつつ、もう少しつき合ってみるかという気にはなっている。

One Comments

Drupalの注目度が多少上がっている模様…

先日、Drupal5.0がリリースされ、New Drupal 5 shines(Linux.com)という紹介記事がdel.icio.usでやや人気になっていた(OpenTechPressに和訳が掲載されている)。 情報が少ないなか、新機能の特徴が簡潔にま…