IBMがSunを買収するのか March 20, 2009
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IBMがSunを買収しようとしているらしい。この経済状況では現実味のある話だ。 IT業界にとっては、ここ20年ほどで最大のトピックとなるだろう。

日本のメディアはこのインパクトをうまく評価できていないようで、「IBMがサン買収か、IT市場はどう変わる?」(ITpro)のような足し算しただけの記事や、「クラウド時代の幕開け告げるIBMのサン・マイクロ買収提案」(NIKKEINET)のように瑣末な流行キーワードでまとめて曲解した記事がまかり通っていて唖然とする。 クラシックな情報システム市場は、IBM、HP、SunのUnixで構成されている割合が大きい。 IBMがSunを買うというのは市場シェアを買うという意味合いが大きい。先にHPがEDSを買ったのも同じことで、要するに法人向けの情報システム市場で寡占化が進んでいると読むべきだろう。

このような業界首位級の統合が進むのは市場がおかしいからだ。 つまり、需要の減退を受けて防衛的に市場をまとめ直して生き残りにかかっていると考えられる。その過程ではリストラも進むだろう。

おそらくIBMにとってはSunを買う積極的なメリットはそんなにないと思うが、いま富士通がグローバル化に向けて海外拠点を拡大しているから釘を刺す意義はありそうだ。 ハイエンドのコンピュータ産業は米国内で死守したいという意図は少なからずあるのだろう。

ただひとつ言えるのは、IT業界といえども大型再編は衰退の兆候であって市場全体としては成長を期待できるものではないということだ。 以前「僕がIT業界を辞めた理由」で書いたような流れが急速に現実化してきたような気がしている。

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